2008年9月3日水曜日

何をしていいのかわからず・・・

最近、仕事で何をしていいのかわからず悩んでいます。しかもパソコンの調子が悪いです。


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金曜日に泊めてくれた同僚は来てなかった。骨折したのだろうか。気になる。息子が悪酔いしてしまった同僚もなんかバツが悪そうだった。

この日はまた別のベテラン職員と回った。30年近く保健省で働いているらしい。しかも、日本で言うところの薬剤師の資格も持っているようだ。比較的仕事のスタイルが似ていたのでやりやすかった。しかも彼はシャーガス病の担当でもあるらしい。マラリアについてもよく教えてくれた。かなり勉強になった一日だった。

パナマはパナマ運河の建設がマラリアによって遅れてしまったという歴史があるため、徹底的にマラリアやデング熱には対応するようだ。でもここチリキ県はコスタリカと国境が接しているためどうしでもマラリアが発生しやすいとのこと。調査方法もデング熱は一軒一軒の庭を見てボウフラが発生してないか調査するが、マラリアの場合はマラリア患者が出た地域の近隣の家で同様の症状を持っている人がいないが調査するらしい。蚊を媒介とする病気でも全く違うということがわかって勉強になった。

この日は肉じゃがを作った。食べ終わって皿を洗っていたらホストファザーが「いいにおいがする」と言っていた。あと何回か作っておいしい肉じゃがを作れるようになったらごちそうしよう。パナマはじゃが芋みたいな食材が多いので、こっちの食材を入れてみても美味しいかもしれない。


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前日と同じ同僚と回った。彼はサクサクと仕事を進めるタイプの人なので担当エリアは午前中で終わってしまった。他の同僚も早く終わってしまったらしく彼も合流して来たので余計に早く終わった。相変わらず日本と中国は違う言葉を話すのか?という質問が来たので全然違うと答えた。この答えは何回もしているのでスペイン語もこの部分だけはきれいに話せるようになってきた。最近は韓国語も違うと付け足すことにしている。みんな日本車か韓国車しか乗ってないのに何でわからないのだろうか。以前、車のことについて書いたが電化製品にしても日本製かもしくはサムスンしかない。パナマ運河の使用量順位も1位はアメリカだが次いで中国、日本、韓国と来る。中国人の精力的な働き方は見ていて心配になる程で、パナマ全土にあるミニスーペル(小さいスーパー、日本でいうところのコンビニに近いかも)はほとんど中国人の経営。これほどまでに東アジアの国が生活に入り込んでいるのに、こちらに向かって蔑んだ意味を込めて「チノ!」と言葉を投げかけるのはどういうことなのだろう。教育レベルの低さが窺える。別にひざまずけとは言わないけど。同期の教員養成大学配属隊員に期待したい。

今日、仕事が終わってからカウンターパートに「週2はオフィスで仕事、週2はシャーガス関連で外出、週1は任せる」という話をした。上司に聞いたら週1シャーガス、週2は蚊の調査に回れ、と言われたらしい。とりあえずスペイン語のこともあるししばらくはそれで我慢するが、もっとスペイン語が上達したらひっくり返す予定。それと、やはりこの事務所ではボランティア受け入れに対してどうしていいのかわかっていないということが改めてわかった。ということは自分でやりたいようにやっていいということなので自由に動きたい。今週いっぱいは彼らの言う通りに動いて、来週からは月が変わるので自分でスケジュールを作って動くことにする。


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今日はダビから車で2時間ほど行った場所にあるトレという町に行った。パナマにしては比較的きれい(と言ってもやはりゴミはたくさん落ちている)な町だった。授業の一環なのか高校生と思われる集団がごみ袋を持ってゴミ拾いをしていた。以前から考えていたことなのだがプロモーション部門や他の省庁と手を組んでボランティアを募って町のゴミ拾いを出来ないだろうか。町を歩いていたらセニョールが孫娘と馬に乗っていたのでパチリ。こちらでは普通に馬が歩いていたりします。

今日は今までとは別の職員と回った。配属先の部門では勤労意欲に欠ける人しかいないと思っていたが、今日一緒に回った担当者はやる気があったし、勉強もよくしていた。自分の行動や言動に裏付けをつければ、より一層周囲への啓発活動にも効果的だと言っていた。この職場でよくそこまでモチベーションを上げられるなと思った(もちろんいい意味で)。たぶん、カウンターパートもその上司もボランティアが来たということに満足していてどういう活動をするとかは全然考えてないようだ。来週からはとりあえず今までの活動データ(2年前から開始したらしいのでできれば2年前のものから)の収集と月間カレンダー作りを始めよう。

今日、日本から持ってきた本に書いてあったズッキーニのソテー(チーズ風味)を作ってみた。作ったと言ってもズッキーニを輪切りにして焼いて塩をかける、そして皿に盛ってからチーズを乗せるだけなのだが意外といけた。もっと精進して同期隊員のIさんにも振る舞えるようになりたい。


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この日は木曜日なのでシャーガスの日。カウンターパート、他の職員2人と合計4人で一緒に回った。8時過ぎに事務所を出発。フォルティーナという町に向かう。えらい遠い。結局11時過ぎに町の近くに着いた。そこから山道を徒歩で行かないといけないらしい。しかもこの日は噴霧もするとかで噴霧器(10キロくらいある)も1台持って来ていた。信じられない… 途中で噴霧器運搬を交代しながら山道を歩いた。30分くらい歩いたところで車が拾ってくれた。その車が来なかったら2時間くらいかけて行かなければならなかったので助かった。3軒くらいまわったところで帰る。帰り道の途中で大雨。たまたま店の前だったのでそこでお店の人と話しながら1時間半くらい待ったが雨が止む様子は全然なかった。その店には12歳くらいの娘がいたが折り鶴をあげた。結構ウケルのでこれからも折り鶴や手裏剣を作って持ち歩こうと思う。そこに先ほどの車が我々を拾いに来てくれた。

それにしてもやはり週に34軒くらいまわって十分というわけにはいかない。たぶん、JICAにアピールするためにめんどくさいけどまわっているのだろう。しかもわざわざ遠い所を選んで、遠いからなかなか回れなくてね、という言い訳を作っているようにしか思えない。アピールするための仕事ならいらない。それと写真を撮れ写真を撮れとほんとにうるさい。滝もダムも日本にあるので撮らないと言ったら納得していた。

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