2009年1月19日月曜日

11月15日(土)ホンジュラス最終日

前日の心配は杞憂に終わり、無事エルサル隊は4時40分に研修所を出発した。杞憂と言うか、4時頃には既に準備万端で元気いっぱいだった。彼らを送り出した後、一回寝た。そして30分くらいしたらすぐ起床。同期のホンジュラス隊員がこの日のうちに任地へ帰る為にこの時間に研修所を出るという。彼女を送り出し、再び睡眠。エルサル隊がいなくなった食堂は少し寂しかった。

そしてその寂しくなった食堂で事件が… うちのカウンターパートとパナマ西部地区の人が泊っている部屋でサシガメが出たらしい。プラスチックのコップに入れて持ってきた。そのサシガメは飛ぶ種類なのでフタをしていない時点で無知なのがばればれ。そして紙を持ってきて何か書いていた。どこで捕まえた、とかいう情報を書いているのかと思ったら、JICAに対して責任を取れとかいう内容の文章を書いていた。しかも自分の分も書いて甲乙にしていた。そしてビックリしたことにその文面に対し、ホンジュラスのボランティアにサインするように押し迫っていた。お客さん気分で来ているからそうなる。だいたいその施設はJICAの施設ではない。筋違いもいいとこだ。自分のところにボランティアがいるんだから立場だってわかってるだろう。しかもサシガメが菌を保有しているかどうか調べろと言っていた。ホンジュラスでは調べていない。サシガメがいる時点でシャーガス病のリスクがあるからだ。システムがパナマとは違う。何もわかってない。これだけ器の小さい男は久しぶりに見た。パナマで働く者として恥ずかしかった。前日に彼らが買い物に行くとき、JICAとして責任を持てないから流しのタクシーは使わないで欲しい、モール以外の場所は遅い時間だから危ないから行かないでほしい、と言った時にさんざん文句を言っていたくせに、ここではJICAの責任で、と言う。よくここまで都合よく考えられるものだ。そしてこれで管理職とは。よくよく聞いたら、JICAとしては普段現場で働いているカウンターパートに来てほしかったらしい。旅行気分。ホントに頭にきた。

ホンジュラスのボランティアは彼に対し、堂々と接していた。しっかりと説明を加え、自分の立場ではサインをできないこと、後でしっかり対応することなどを伝えて納得させていた。若いのにしっかりしている。彼を見習いたいと思う。

午前10時半に施設を出発。午後2時にフライトなので街まで行って買い物をしたかったが、街まではちょっと離れているので空港内の店で買い物。頼まれていたピンバッチや家族へのお土産を購入し搭乗。オフィスへのお土産は手ごろなものがなかったのでカウンターパートが適当にパナマでチョコでも買っておくと言っていた。

上空からはパナマ運河がきれいに見えた。午後6時半、無事パナマに到着。濃い1週間だった。消化するのに時間がかかるかもしれないが、しっかり自分のものにしたい。

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