2009年12月29日火曜日

6月22日~26日 俺、何か悪いことをしましたか?

リオセレーノというコスタリカとパナマの国境沿いにある町で1週間出張。山の上にあるので、行きは曲がりくねった山道を車で来なければならない。前日、少し飲みすぎた為、若干の二日酔いだったのでかなりきつかった。

そして途中で大変なことに気づいた。この町は標高約1,400m。かなり涼しい。が、長袖ジャージを忘れてしまった。昨日の晩、荷造りをしながら、「あ、ジャージ入れとかなきゃ」と思ったのにすっかり忘れてた。おかげでこの出張が終わる頃には少し風邪をひいてしまった。

リオセレーノには保健所があり、そこの一室を借りて媒介虫対策課の同僚が二人仕事をしている。そのうちの一人と1週間、近隣の町をシャーガス病調査して回った。結果としてはここの近隣地区にはかなり高い確率でサシガメがいることがわかった。まだ回りきれていない地区もあるので、あと2回から3回は出張を組みたい。

出張に出るときは、だいたい保健省職員向けの宿泊施設に泊らせてもらえる。前回、先住民自治区に出張に行った時は、そこだけ場違いなくらいきれいな建物だったが、今回は逆にそこだけ場違いなくらい汚い建物だった・・・ 汚いと言っても、ちゃんとした建物なのだが、ここは普通の町なので、近隣の家々はいわゆる普通の家。泊った建物は昔は何かの施設だったらしいのだがお世辞にもきれいと言えるものではなかった。同僚はこの町の人間ではないので、週末は実家に帰り、平日はここで寝泊りしているらしい。こんな生活をもう10年間もしてるとか。う~ん、厳しい。

最終夜、ちょっとした事件があった。宿泊所の前に小鳥が落ちていた。おそらくまだ赤ちゃんだろう。全然動かない。かわいいので、みんなでお米をあげたりしていた。夜になり、宿泊所の中に入れてあげればよかったのだが、自分たちの建物ではないのでちょっと躊躇した。近くで猫も見なかったし、そのまま置き去りにしてしまった。翌朝、起きたら同僚が「死んじゃった」と悲しそうな顔をしていた。家の外を見ると小鳥がいた場所にキレイな青い羽が散らばっていた・・・

そして5日間の出張が終わり、家に帰ると更に悲劇が!ドアを開けたらなんと部屋が水浸しになっていた。トイレの上水とタンクをつなぐパイプが壊れたらしく、水がシューシューいいながら流れていた。急いで元栓を締め、水をかき出した。パソコン本体は机の上に置いてあったので難を逃れたが、パソコンのアダプターは延長タコ足コードと共に水の中。JICAから貸与されている衛星携帯も水の中。その他、薬やノートなどベッドの下に置いておいたものも完全に水浸し。それらのものを急いで外に出して乾燥させている間に水をかき出して、なんとか生活できる水準になった。

この日は同期隊員が出張でダビに来る予定になっていたので、ある程度片付いたところで彼女に連絡し、ダビ市内を回った後に夕食。色々な話をして楽しかったが、この間もトイレが大丈夫か、気が気ではなかった。

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